Glossary
漫才劇場をもっと楽しむための用語集
47件の用語
2人(またはそれ以上)の掛け合いで笑いを生む話芸。ボケとツッコミの役割分担が基本。よしもと漫才劇場の看板ジャンル。
わざと間違ったことやおかしなことを言って笑いを誘う役割。漫才の「攻め」のポジション。天然ボケ・計算ボケ・キャラボケなど様々な種類がある。
ボケの発言や行動に対して「おかしいやろ!」と指摘する役割。漫才の「守り」であり「ハンドル」。ワードセンスや間が笑いの質を大きく左右する。
芸人が披露する演目・持ちネタのこと。漫才、コント、ピン芸など形式は問わない。「ネタを作る」「ネタを下ろす(初披露する)」のように使う。
設定や役柄を演じて笑いを作る演劇的な芸。漫才と違い衣装や小道具を使うことも。漫才師がコントをやることも珍しくない。
ボケやオチのための「前振り」。お客さんの予想を作ることで、裏切った時の笑いを大きくする。フリが丁寧なほどオチが決まる。ネタ作りの根幹技術。
ネタの締めくくり、最後のボケ。「オチがつく」=話にまとまりがつくこと。フリからの落差が大きいほど笑いは大きくなる。
同じボケやフレーズを繰り返して笑いを重ねる技法。1回目より2回目、2回目より3回目のほうが笑いが大きくなるのが理想。お笑いの王道テクニック。
ネタの中の一つのまとまった場面・パート。「あのくだり面白かった」のように使う。複数のくだりを組み合わせてネタ全体を構成する。
ネタ全体の組み立て方・流れ。導入→展開→オチの基本構造をベースに、伏線回収や天丼などを織り交ぜて笑いの総量を最大化する。実力者ほど構成が巧み。
ネタの序盤で何気なく出した情報を、後半のオチに使って笑いにすること。「さっきの!」と気づいた瞬間の快感が客席を沸かせる。構成力の見せ所。
ボケに一度乗っかってから「って、おかしいやろ!」とツッコむ技法。ツッコミ側がボケの世界観に入ってから否定することで笑いが増幅する。
ツッコミの際に相方を軽く叩いたり押したりする身体的なアクション。テレビ以降は「叩かないツッコミ」も主流に。漫才劇場では賛否両論。
小道具や動きを使わず、会話の掛け合いだけで笑わせる漫才の王道スタイル。テンポ・ワードセンス・間が命。銀シャリ、テンダラーなどが代表格。
「○○するとこうなる」のような一定のルール(システム)に沿ってボケを繰り返すスタイル。パターンが確立されるとお客さんが先読みして笑いが倍増する。
ネタの冒頭で客の心をつかむ部分。自己紹介ギャグや一言ボケなど。「つかみがうまい」と最初から客席を味方にできるため、特にバトルライブでは重要。
お題に対して面白い答えを出すゲーム形式。即興力が試される。漫才劇場でもライブの企画コーナーで頻繁に実施。「IPPONグランプリ」で一般にも浸透。
新しいネタを初めて舞台で披露すること。漫才劇場は「ネタおろし」の場として重要。客の反応を見ながらネタを磨き上げていく。
新しく作ったネタのこと。賞レース(M-1など)に向けて芸人は毎年新ネタを量産する。「新ネタお披露目ライブ」は漫才劇場の人気公演。
結成15年以内のコンビによる日本最大の漫才賞レース。毎年12月に決勝が生放送。漫才劇場メンバーにとって最大の目標であり、ここでの活躍が人生を変える。
関西(上方)発祥の漫才の伝統。関東の漫才に比べてテンポが速く、ツッコミが激しいのが特徴。よしもと漫才劇場は上方漫才の本拠地。
出番順で3番目のこと。お笑いライブでは出番順が重要で、トリ(最後)が最も名誉。逆に「前3」は若手が修行する出番。漫才劇場では超若手の定位置。
ライブの最後の出番。最も実力と人気がある芸人が務める。「トリを飾る」は芸人にとって大きな名誉。漫才劇場ではSランク・Aランク芸人が担当。
大阪・なんばにある若手芸人の登竜門。2014年にオープン。ランク制度(S〜D)があり、実力に応じて出番や出演料が変わる。ここから多くのスターが誕生。
漫才劇場の芸人をS・A・B・C・Dに格付けする制度。半年ごとに見直され、観客投票・審査員評価で昇格/降格が決まる。Sランクは数組のみ。芸人にとって生活がかかった制度。
New Star Creation(吉本総合芸能学院)の略。吉本興業の養成所で、ここからプロの世界に入る。「NSC○○期」は芸人の世代を表す重要な指標。同期の絆は深い。
セリフとセリフの間にある「沈黙」の時間。短すぎるとお客さんがついてこず、長すぎると空気が死ぬ。絶妙な間の取り方ができる芸人は一流の証。漫才の命とも言われる。
わざとウケないボケをして、その「スベった空気」自体を笑いに変える高等テクニック。スベり続けることで逆に面白くなるという逆転の発想。ハイリスク・ハイリターン。
台本にない即興のボケやツッコミ。ライブでのハプニングや客席の反応に合わせて出てくるアドリブは、生の舞台ならではの醍醐味。漫才劇場の醍醐味でもある。
紙やボードに書いた文字・イラストを使って笑いを取るスタイル。ピン芸人に多い。漫才劇場ではゴールドラッシュがこのスタイルの代表格。
音楽や歌を取り入れた漫才・コントのスタイル。替え歌やオリジナルソングで笑いを取る。フースーヤ、ダンビラムーチョなどが得意とする。リズムに乗せるため客ウケしやすい。
ボケとツッコミの役割が途中で入れ替わる漫才スタイル。どちらもボケもツッコミもできる実力が必要。ブラインドサイドがこのスタイルの代表格。
芸人の個性・持ち味のこと。天然キャラ・怖いキャラ・インテリキャラなど。「キャラが立っている」とバトルライブで有利。漫才劇場ではキャラ勝負の側面も大きい。
観客投票で順位を決めるネタライブ。漫才劇場の看板コンテンツで、ここでの勝敗がランク査定に直結する。芸人にとっては真剣勝負の場。毎回ドラマが生まれる。
毎月開催のバトルライブの月間王者を決める大会。月ごとに優勝者が決まり、年間ランキングにも反映される。テントが2025年2月に優勝したことで話題に。
ネタ披露だけでなく、トーク・ゲーム・大喜利などの企画を組み合わせたライブ。芸人のネタ以外の一面が見られるファンに人気のコンテンツ。コラボ企画も多い。
一組の芸人だけで行うライブ。複数のネタやコーナーで2時間前後を一組で構成する。単独が打てる=一定以上の人気と実力がある証。漫才劇場での単独は芸人にとって大きなステータス。
ピン芸人日本一を決める賞レース。一人で3分間、笑いを取る。漫才劇場からはゴールドラッシュが挑戦中。ピン芸特有の孤独な戦いに注目が集まる。
コント日本一を決める賞レース。5分間のコントで争う。ニッポンの社長が2024年決勝進出、ロングコートダディが2021年準優勝と、漫才劇場勢も強い。
関西の若手芸人の登竜門的賞レース。ABCテレビ主催。バッテリィズが2023年に優勝するなど、漫才劇場メンバーにとって重要な大会。結果がテレビ出演に直結する。
M-1などの賞レースで決勝の一つ手前のステージ。準決勝に行けること自体が大きなステータス。「準決落ち」は悔しいが実力の証明でもある。ヘンダーソン、ドレスなどが経験。
M-1、キングオブコント、R-1などお笑いの大会の総称。賞レースでの結果が芸人の知名度・仕事量に直結するため、漫才劇場の芸人は常にここを目指してネタを磨く。
NSCの同じ期の仲間。お笑い界では同期の絆が非常に強く、切磋琢磨しながら成長する。テントとブラインドサイド(44期)のように、同期同士のライバル関係もファンの楽しみ。
コンビの相手のこと。ビジネスパートナーであり戦友。「相方とケンカした」「相方に救われた」など、相方との関係性は芸人のドラマに欠かせないキーワード。
お客さんの反応のこと。「客ウケがいい」は褒め言葉。ライブでは笑い声の大きさ、拍手、投票結果などで可視化される。漫才劇場のバトルライブでは客ウケがすべて。
笑いが取れること=ウケる。取れないこと=スベる。芸人の日常はこの二つの繰り返し。「今日めっちゃウケた」「あのくだりスベった」と毎公演一喜一憂する世界。
大阪・森ノ宮にある漫才劇場のサテライト劇場。本館より小さくアットホームな雰囲気で、芸人との距離が近いのが魅力。若手のネタ見せライブが頻繁に開催。